おすぎです。

世界一周に向けて、フィリピンの語学学校「cross x road」で英語の勉強をしています。
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再び、学校の周りをいつもパトロールしているにゃんこに登場してもらいました。今回はカメラ目線バージョンです。

今日は語学学校の卒業式の日。長かったフィリピン生活に終わりを告げて、
いよいよ世界一周に旅立つ日が目の前に迫ってきました。

以前のブログ(こちら)でもご紹介した通り、僕の次の目的地はオーストラリアで、ここを発つのは16日月曜日。
セブ最大のお祭り「シヌログ祭り」に参加した後、オーストラリアのエアーズロック、ゴールドコーストに向かって出発する予定です。

先日風邪をひいて病床に伏せっていた時、いくつかの航空券や主要な観光地で宿泊するバッパーの予約を行なっていました。

いよいよこの学校ともお別れか・・・と思うと、旅立ちの喜びよりも寂しさの方が勝ってしまい、
どうにもやりきれなかったです。

2037
booking.com とskyscaner 今回の旅で大活躍の二つのサイト。

それにしてもインターネットの利便性には本当にいつも驚かされます。

そして世界は「移動すること」に対して本当に開かれている、つくづく思います。

ヒトやモノや情報が高速で移動する現代の世界は、おそらくそれを可能にしたテクノロジーが目的としていたのとはうらはらに、僕たちを疲弊させ、疎外します。

けれど旅人として見知らぬ土地を訪れる時、僕たちはほんの少しだけ、
すべての経験が新鮮で眩しく輝いていた子供の頃に戻ることができますし、
僕たちを傷つけ、損なってきたいろんなしがらみから少しだけ自由になることができます。

僕たち人類の祖先がグレートジャーニに出た遥か太古の昔から、
移動することと、そこにとどまり続けることの間で葛藤し続けてきた存在を人間というのなら、

二つの選択肢の狭間で常に引き裂かれてあることは、
もしかすると僕たちに宿命づけられた本性の一つなのかもしれません。

そう考えると、常に葛藤の間にあって自問自答し続ける自分や、その葛藤がもたらす成熟も、
かけがえのない経験の一つとして、受け入れられるような気がします。

そしてそんな葛藤がもたらす苦しみが、何かかけがえのないものなのかもしれない、
っていうこと僕たちはきっと共有しているから、
時にそれがたとえ苦しかったり辛いものであったとしても、
どこか遠い見ず知らずの場所に行きたいと願う衝動を、抑えることができないのかもしれません。

世界は移動を拒んではいない」のですから。

メメントモリ・ジャーニー
メレ山 メレ子
亜紀書房
2016-08-26

著者であるメレ山メレ子さんのウェブマガジンを書籍化したもの。数多ある旅関係の本の中で間違いなく最高の一冊だと思っています。
『世界は移動を拒んではいない』は名文で、思わずくらいうるうるしてしまいます。日本脱出直前の11月3日、同じく泣かずにはいられない名文が満載の『断片的なものの社会学』の岸政彦先生との対談を聞きに、京都まで行ってしまう程好きです。

そしてここクロスロードはあくまでぼくの旅の目的地の一つであり、終着点。

あまり感傷的にばかりなってもいられないので、(にしても寂しいなぁ)
まだ見ぬ世界の絶景や、素敵なbuddyとの出会いや邂逅を夢見つつ、

「フィリピン語学留学④ 学習編」に行ってみたいと思います。

 ◆留学前の事前学習
事前学習は留学に際して、できるだけきちんとしておいた方がいい。これは自信を持って断言することができます。
そして、クロスロードを選んで良かったなぁとつくづく思った理由の一つが、
「留学までの2週間ごとのセッション」でした。

スカイプなどのテレビ電話を使って、スタッフさんが事前学習の進捗状況を確認してくださいます。

その時に使ったのがこちらの書籍。 


中学3年生までの英文法を使った英作文をひたすらこなす、っていう趣旨の本です。

これは本当にオススメで、この本を一冊終わらせるのと終わらせないのとでは、留学の成果がかなり違ってくるんじゃないかな?と思っています。

もちろん、最後までできなかった方へのフォローの手段もきちんと用意されていて、
先の「文法クラス」はこの本を使用して授業を行います。

なんで中3までの文法やねん。

そう思われる方もいるとは思いますが、「日常会話の90%以上は中3までの英文法でどうにかなる」っていうのは自分の実感でもあり、本書の意図するところでもあるのだろうと思っています。
かなり高度で抽象的なトピックも、中3までの英文法で十分に扱えます。

あとは文法ではなく語彙力の問題になって来ます。

繰り返しになりますが、抽象的なトピックを論じるときでさえ、英語話者が使っているグラマーは90%以上が日本の中学3年生までの英文法。(中学英文法がカバーできてないのは「仮定法」くらいじゃないでしょうか?)

これって結構福音だと思いませんか?

僕はこのテキストを、留学までに一冊暗記してしまうくらいまでやり込みました。
付属のCDで発音のチェックもしました。

おかげで、初日から本当にスムーズに授業に入っていくことができました。

これは、定期的なスカイプセッション(僕はライン使ってたけど)のおかげで、
あれがないとすぐ怠けていたと思います。

もちろん、留学予定のない方も、会話力という点を重視するなら、この本を用いた学習はとても効果的だと思います。

なるほど、よく売れているのも頷けます。


◆SEP(Speak English Policy)のこと
フィリピンの語学学校の中には、Speak English Policy、つまり英語以外の言語を学校内で使ってはいけない、という規則を設けている学校が結構あるようです。

僕がいるCross x Road は日本語オッケーの学校で、
個人的には、母国語で深い話をできる仲間が周りにいないっていうのは、結構ストレスフルな環境だと思います。

ビジネスで普段から英語を使用している方が、英語力のブラッシュアップを求めて留学されているっていうケースや、
とにかくもう日本が嫌で、日本語を聞くのも見るのも嫌、という方なら、そういうストイックな環境に身を置くのもありかもしれません。

でも、「日本語話せない」って、結構ストレス溜まるんです。

それに僕たちは望むと望まざるとにかかわらず、とても深く「母国語」という蜘蛛の巣に絡め取られています。

そして、

そこまで一生懸命自分の国の言語を遠ざけなければならない環境って、
それがどれだけ価値があったりお金が儲かったりするものだったとしても、
なんだか寂しくないですか?


人は必要に迫られればどんな状況でだってコミュニケーションをとりますし、
必要とあればどんな状況であれ自ら主体的に英語を話さざるを得ない環境を選択し、英語を話す機会を増やしていくと思います。

他人に強制されなくとも。

僕はこちらに来て2ヶ月以上経ちますが、英語が話せるようになればなるほど、
日本語話者としての自分を誇れるようになって来ました。

それは本当に素晴らしいことだと思っているので、

日本語を恣意的に遠ざけることで得られる利益や環境というのは
なんだか少し不自然で、歪んだものであらざるを得ないんじゃないかと邪推してしまいます。


名著です。あまり多くを語る必要なし。とりあえず読んでほしいです。

ある言語の使用を意図的に禁止したり推奨したりするのは、
実は植民地支配などの暴力的な歴史と密接に関係している、
っていうのが(たぶん)世界史が教えてくれている事実で、
それだけ言語運用の抑圧や恣意的な操作は、意識的にも無意識的にも、ある種の暴力性を帯びてしまうっていう事実に、グローバリゼーション祭り状態の日本人のみなさんはもう少しだけ敏感になってもいいんじゃない?と、個人的には思っています。

→英語と植民地支配の暴力的な関係性を鋭く指摘している、内田樹先生のブログはこちら

→合わせて「母語を大切にすることの意味」についての内田樹先生のブログは
こちら。
(少し悲観的な例としてフィリピンの国語施策が挙がっていますが、フィリピンに限らないことです)

私見ですけど、英語を学ぶことの本当の意味って、

母国語以外の言語が私たちに与えてくれるものの見方、考え方を理解し、

私が容易に理解することのできない言語を操る他者とさえ、私はコミュニケーションをとることができるっていう、人間を他の霊長類と分かつところの能力を賦活することを通じて、

私たち自身の生きる世界を、色鮮やかで奥行きの深い世界へと再構築するための、もっとも手近で有意義な営みなんではないかと思っています。

そういうのを踏まえたSEPなら、どんどん推奨すべきだと思うんですけど、
徴するに、どうもそうではないような感じがしてます。(個人の感想です)

僕はもうすぐここを卒業して、世界を周る旅に出ますけど、
願わくは一人でもたくさんの人がここにきて、英語を話す「楽しさ」だけでなく、
日本語の持つ美しい響きや情緒、そして日本という国の有する多種多様な側面に気づく
きっかけの一つを持って帰ってくださればなぁと思います。

自分自身のことが、純粋な自己との対話だけで完全に理解できないのと同じように、

僕たちが暮らし、僕たちを強く規定している日本という国と日本語という言語もまた、

その真髄に触れるためにはどうしても、それとは全く相容れない別の言語環境、別の価値体系の中に身を置く必要がある。

そういうのは必要ないっていう方も当然たくさんいらっしゃるんでしょうけれど、

「今私が生きている世界はこんなに素晴らしい」

という気づきが、多彩な言語運用能力によってもたらされるっていうことは
夏目漱石、森鴎外、永井荷風のように、多くの優れた文学作品を残した小説家が、極めて高度なバイリンガル・トライリンガルだったことからも容易に想像がつきますし、
(特に漢詩の素養は、僕にとってはとても羨ましい)

断腸亭日乗とか、ほんまたまらんです。こういうの読んでると、あぁ日本人で本当に良かったなぁと思います。あと村上春樹ね。

自分たちが生きている世界がほんの少しだけ色鮮やかで奥行きのあるものだと気づくことから得られる価値は、僕たちに無限の喜びを与えてくれる、っていうことを、今の自分は信じて疑いません。

おすぎです。

今、世界一周に向けて、フィリピンの語学学校「cross x road」で英語の勉強をしています。
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再び登場していただきました。今回はカメラ目線いただいてます。

一昨日お約束した通り、今日は僕がどんな授業を受けているのか?について、具体的に書いていこうと思います。

というのも、僕が真剣にフィリピン留学を検討し始めた時に一番知りたかったのがこの
「一体どんな授業受けられるん?」ということで、
それ以外に僕が知りたかったことの多くは大体情報としてネットに転がってるか、
字で読んでも仕方ない、実際に行ってみないとわからないよな、
というものばかりだったからです。

内容的に、どうしてもくどくなりがちなトピックですけど、
できる限り詳細に、実例も交えつつ書いていきたいと思います。

【授業のこと(各論)】

僕が受けているのは1日6時間のレッスンで

① pronunciation=2時間
② カランメソッド=2時間
③ Practical English=2時間
④ 週末の「スピーチクラス」

の4つに分けられます。

④の「スピーチクラス」は任意受講ですので、必ずしも受講する必要はないんですが、
総合的な英語力を上げるには一番効果的だっていうお話をマネージャーさんから伺っていたので、
バッチメイトが卒業した後の「バッチロス」(←バッチメイトがいなくなった後の寂しさを表す、僕の造語です)を埋めるために、毎週参加するようになりました。

一番大変でしたが、継続して本当に良かったと思っています。

①pronunciation(発音)

は読んで字のごとく、発音の矯正クラスです。

僕に関していえば、「矯正」という言葉が一番しっくりくるくらい、入学当初の発音はひどいものでした。

この発音クラスは容姿も発音も美しい、明るい女性の先生が担当してくれているのですが、
正直な話、見かけによらず結構スパルタです。
ただ、根が気さくな先生なので、スパルタ授業にも関わらず悲壮感が全くなく
先生:「じゃー今日うまく発音できなかったところ全部宿題にしとくから、明日までに録音しておいて聴かせてねー、おすぎさん!」
僕:「オッケー!ノープロブレム!」
みたいな感じで軽いノリのまま、後で後悔することになります。

当初はベタな日本人英語話者の特徴である[l](エル)と[r](アール)の発音ができず(今も完璧ではないですけど)、1時間ひたすら舌を巻きまくるっていう経験を何度かして、舌を巻いて話す習慣のない国に行きたい(日本に帰りたい)と真剣に思ってました。

もちろん、今ではあのハードなレッスンにとても感謝しています。

これは8週間経過後の、リーディングの宿題を録音した音源です。
  

恥ずかしいんですが、ここに来て最初の録音に録音した宿題の音源もアップしておきます。
 
恥ずかしー。

②カランメソッド
これについては、ちょっと馴染みのないものだと思われるので、説明が必要かもしれません。
これは「カラン・メソッド」という独特の英語学習法を用いたレッスンで、
よく、アスリートの「筋トレ」に例えられます。
先生と、テキストに沿って、ひたすら単純な英語のセンテンスを用いた問答を繰り返し続けるというもの。

【例】
先生:What are you doing now? What are you doing now?(質問2回)
生徒:I am studying English. I am studying English.(回答2回)
(役割交代)
生徒:What are you doing now? What are you doing now?(質問2回)
先生:I am teaching English now. I am teaching English now.(回答2回)
(役割交代)
先生:What are you doing now?(質問1回)
生徒:I am studying English now.(回答1回) 

このやりとりを瞬間的に、考えずにすぐに応えられるようになるように質問を変えながら延々と続けます。
英語の「反射神経」を鍛える、という感じです。
そして上記の場合だと"now"を言い忘れるとか、文章の最後を上げてしまうとか(whで始まる疑問文は、文章の最後を下げて発音する)すると、先生の優しいお叱りを受けてしまうのであります。

最初は "Is this a pen?" くらいの難易度の文章から始まりますが、今は

先生:”Would you buy a bicycle if you thought it was rather too expensive?"
僕:"No,I wouldn't buy a bicycle if I thought it was rather too expencive because I don't have enough money.(否定文で答えたときは、because以下を瞬間英作文しないといけないのです)
みたいな感じで、「仮定法」(懐かしい)の入ってくる文章をトレーニングしたりしています。

あわせて利用しているグラマーの教科書。DMEは僕的にはグラマーの授業も兼ねていて、先生もそれを理解してくれているので、このテキストを参照しながら勉強してます。カランメソッドとの相乗効果抜群。

カランメソッドでは、上記の教科書の他に
「CROSS x ROAD Method」という教科書を使用します。
これはこの学校独自の教科書で、カランメソッドを取り入れている点はDMEと同じなんですが、
日常会話頻出構文を使いながら楽しく覚えられる例文がいっぱい乗っているので、
英会話力をアップさせるのにも有用だなぁと思っています。
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ただクロスロードメソッドがどれだけ面白い例文を採用してくれていても、
基本的にカランメソッドは「筋トレ」に例えられることからも分かる通り、ひたすら退屈でとても辛い練習です。
しかも本当に筋トレっぽいなーと思うのは、体調が悪かったり、ちょっと寝不足だったりすると途端にパフォーマンスが下がる点。
先週、どうにも体が怠く(今となっては風邪のひき始めだったのかな?とも思うのですが)あまりに解答がスムーズに出て来なさすぎて、先生の逆鱗に触れてしまい「もうやめる?」と難詰された時は年甲斐もなく涙が出そうになりました。

未だに僕の一番苦手な授業です。

でもそれでも根気強く(自分で言うな)続けているのは、
マネージャーさんが勧めてくれたから。

そしてこのメソッドは、確実に英語を話す力の基礎的な部分を支える土台を作ってくれていると思います。
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そして授業で得た力を実践するべく、近くのこういう所に行って買い物をしてみたりするのであります。先生も、やっぱり一番の教材は実践だって言います。教室の中の英語は教室の中でしか通用しません。

③Practical English
これは学校が採用している正式な授業の呼称ではないんですが、
この授業の呼び方がよくわからないのと(なのでみんなは教科書名を言います)
大学で受講していた「Practical English」の授業にとてもよく似ているので、こう書かせてもらいました。
IMPACT ISSUES : SB W/CD
Richard R. Day
Pearson Japan
2002-02-05

教科書。恋愛、結婚、家庭、人権・・・。いろんなトピックについて先生と語り合うのを目的にした教科書です。マンツーマンの授業だからこそ活きる教材なんじゃないかなと思っています。同種の他の教材と比べて英文が平易な割にトピックが抽象的なので、話が膨らみやすいんじゃないかと思っています。
どちらの授業も、あるエッセイや新聞記事を読んで、その内容を要約して先生に伝え、合わせて自分の意見を述べ、先生の質問に答えていくというもの。

ネットを活用する場合もあって、こないだは、授業でこちらのサイトのこの記事使いました

当然ですが、この授業では実践的かつ総合的な英語力が求められます。
僕は当初はこの授業が大好きだったんです。

なぜなら、どんなに難しいトピックでも、
「自分の論旨を先生にきちんと伝えることができている」っていう感覚があったから。

ただこれは、こちらの英語力ではなく

「先生が、こちらの意図を汲み取って正確な英語に直してくれる力」

つまり先生のコミュニケーション能力の高さによるものだっていうことがわかってから、
逆に「自分の思うことがロジカルに伝えられない」っていうもどかしさに悩むようになってしまい、
今はちょっと苦手になっています。

ちなみに昨日、1月6日のお題は「日本の不況がグローバル経済に与える影響」に関するもので、
自分なりの意見はあるにも関らず、それが英語できちんと表現できず、大変悔しい思いをしました。

④スピーチ
スピーチクラスは基本的に週一回開催されるクラスで、
新入生と卒業生は出席しなければならないのですが、
その他の在校生は任意で受講できます。

スピーチは2〜3分程度の短いものですが、
そのための原稿を用意して、文法的な誤りをチェックしてもらい、
スムーズに発音できるよう発音の授業で繰り返し練習し、
夜は先生が録音してくれたお手本を聴きながらベッドに入る。

と言う、事前準備にとても時間がかかるクラスです。

・原稿作成は英作文の練習
・スピーチの練習は発音練習

これが一度にできてしまうのが特徴で、
大変な分だけ、効果はてきめんだなと思っています。

僕の場合は「緊張して上手く話せない」って言う、
英語力とはあまり関係ない部分に問題を抱えているのですが、
それでもこのクラスを受講することの意味は本当に大きかったと思っています。

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当然のことではありますが、フィリピン語学留学の英語はオーラル中心に構成されています。
ただ、ここにきておいてこういうことを言うのもなんなんですが、
僕はオーラル重視の英語教育には甚だ懐疑的で、
グローバリゼーションの名の下に、英語を「話す力」を「読む力」「書く力」に優先させる今の傾向は危険だとさえ思っています。

僕は「世界一周」という目的のための手段として英語力を身につけるべく、
半ば必要に迫られてここにきましたけれど、
英語力の向上と合わせて、日本語話者の矜持といったものも獲得できたことが、この留学の大きな収穫の一つだったと考えています。

日本語という、極めてハイコンテクストな言語をある程度自在に操れる能力っていうのは、
英語の世紀である今のこの世界で、とても異彩を放つものなんじゃないでしょうか。
 
その辺りのことに、明日のエントリーでは触れてみたいと思います。 

おすぎです。

今、世界一周に向けて、フィリピンの語学学校「cross x road」で英語の勉強をしています。

こちらにきて、日本にいた時には考えられないような、充実した日々を送っています。

当然のことなんですが、学生は起きている時間中ずっと英語の勉強をしているわけではなくて、
適度に息抜きをしたり、セブ島を満喫したり、英語学習以外の時間も充実したものになるよう過ごしています。

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学校があるコミュニティーの中にあるバスケットコート。バスケットボールはフィリピンの国民的なスポーツのようで、町中至る所でバスケットコートを見かけることができます。このコートはもちろん学生も利用可能で、近所の子供達とバスケで仲良くなったりできるみたい。僕は大晦日に一回チャレンジしましたけど、次の日腕がとても痛かったです。

そういうメリハリがいい刺激になり、勉強との好循環を生み出しますので、
ここでは日々の学習と切ってもきりはなせない「日常生活のこと」について触れてみたいと思います。

【フィリピンのこと】
気候:一年を通じて20度以上ととても温暖。1月の今も、半袖短パンで過ごしています。
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昨年の大晦日に撮った、学校の前の植え込み写真です。半袖・短パン感が伝わりますでしょうか。

通貨:フィリピン・ペソ(1ペソ≒2.37円 2017年1月7日現在)

治安:セブ島は安全です。マニラは危険だと先生は言いますが、こちらはあまりナーバスになる必要なし。ただ、スリ、詐欺はあるといいます。気をつけるに越したことはないです。

交通機関:セブの主な交通機関はタクシー。こちらにいると高く感じますが、30分くらいのって150ペソ(=約360円)。「ジプニー」と呼ばれる小型のバン(相乗り)と「トライシクル」という乗合3輪車は7ペソから10ペソくらいで結構な距離を走ってくれる、地元民の足です。これを乗りこなせるようになると、移動に関する不安はもうなくなります。

トライシクル
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5〜10kmくらいの決まった区間を往復してくれます。どこまで乗っても大体7ペソ。この小さな乗り物に最大7人乗ります。フィリピンの交通法規どうなってんのやろう?っていつも不思議に思います。

ジプニー

このバンに、多分30人くらい乗ります。はみ出して、後ろのデッキに立ってる人もいます。アジアっぽさ全開です。「え、まだ乗ってくるん?!」言うくらい乗ってきます。一度みんなで飲んだ帰りにこのバン借り切って学校まで帰ってきたことあったなぁ。狭い車内にみんな肩寄せ合って乗って、ご機嫌に歌とか歌って、なんか青春って感じやったです。僕にはいい思い出しかない乗り物ですけど、悲しいことに、スリとかもしばしばあるらしい。しかしほんまにフィリピンの交通法規はどうなってんのやろか。

フィリピン生活は想像以上に快適でした。

治安は(比較的)いい、食べ物は美味しい、そしてなにより物価が安い。

最近フィリピンへの語学留学が増えているといいますが、なるほど納得です。

【学校生活一般】
①仲間について
何と言っても「英語が話せるようになりたい人たちが集まっている」ということの意味は本当に大きいです。
いくら先生が素晴らしくても、スタッフの皆さんが親切でも、ハウスキーパーさんが作る食事が絶品でも、
英語学習は基本的に孤独との戦いなので、仲間の存在には本当に支えられています。
日本で英語を学ぶことの一番の障壁って、この「仲間を探すのが難しい」だと思っていて、
「よし、英語勉強するぞ!」と決意した時に、テキストのことや、英会話学校のことはすぐに頭に浮かぶけど、「仲間」って思いつかないんじゃないでしょうか?
でも、学習を効果的に進める原動力の一つは間違いなく「仲間」です。
これは自信を持って言えます。
そしてここには間違いなく、なぜか素敵な人が集まります。
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ここに来てから「嫌なヤツ」にあったことがありません。学校の環境が、人のいい部分を引き出してくれるのかな。本当に居心地の良い空間です。

②自習時間
最初は自習の時間がうまく使えず、英語力の伸びも実感できなかったので本当に辛かったです。
が、最近は自習時間の合間を見つけてちょっとした買い物に行ったり、勉強が終わった後、近くのパブに生ビール飲み行ったりなど、気分転換がうまくできるようになってきました。

毎日が過ぎていくのが本当に早いです。

それと、自習時間は他の生徒さんとの交流のための大事な時間でもあって、
英語の話はもちろんですが、
結構深いプライベートな話をしたり、友好を深めたりっていう、学校生活の違った側面を充実させるための貴重な時間でもあります。

そしていろんな恋が生まれるのも、この時間なのです。
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[C x R]は「Cross x Road」の頭文字。写真はセブの夜景スポット「トップス」で撮りました。僕は関西人なので、日本三大夜景の一つである神戸の夜景に親しいですが、純粋に夜景だけで言えば、ここのは神戸といい勝負。ちょっとしたバーもあってとてもいい感じの空間に仕上がっているので、下手したらトップスの方が素敵度は高いと思います。愉快な学校生活と、ロマンチックな夜景スポット。さすが恋するクロスロードです。

部屋を出て共用スペースに行けば絶対誰かがいるので、雑談をしたり、英語のことを話し合ったりすることができます。
僕の場合、勉強に疲れた時は、下の事務所に降りていけば、とても優しい世界一周経験者のマネージャーご夫婦がいらして、英語の相談はもちろん旅の相談にも乗ってくれて、気さくに相手をしてくれるので、こちらにきてから「時間を持て余す」っていうことが本当になくなりました。 
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3度目の登場の「大輔さん」と「まゆみさん」(同じ写真の使い回し)。先日、9ヶ月に及ぶ南米ラウンドのお話と、オーストラリアワーキングホリデー時代のお話を伺って、旅に対するテンションが一気に上がりました。ここでしか聞けない話が満載で改めて、ここを選んで良かったなぁと思っています。

③食事

ここの食事は本当に美味しいです。


Cross x Road には素敵なハウスキーパーさんがいて、お掃除やお洗濯、そして毎日の食事の用意と、僕たちの英語学習を支えてくれる、縁の下の力持ちです。
それだけにとどまらず、ハウスキーパーさんたちもまた英語話者なので、
彼女たちとのおしゃべりが、英語力の向上に資する、ということも当然あって、
きちんと彼女たちとコミュニケーションを図ろうとする生徒さんも多く、
さすがここの生徒さんは抜け目がないなーと思ったりしています。

で、食事なんですが、

美味しいです。
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1日3食(金曜日は夕食なし。週末は朝のみ)きっちり出ます。ビュッフェスタイルの食事は幅広い年齢層が集うここにはフィットしていると思います。ちなみに上はcomくん(21歳)の盛り付けで、下はおすぎ(41歳)のもの。センスの違いと油モノに対する胃袋の耐性を如実に物語る両者の比較です。味付けはどちらも最高!

もしこの記事を、フィリピンへの語学留学を真剣に考えている方が読んでくださることがあるんだとしたら、
どうしてもお伝えしておきたいのは、
「3度のメシの大切さを侮らないで!」ということです。
入学前に確認できるんなら、量とか味付けとか、おかわり自由かとか、
ちゃんと確認した方が絶対いいと思います。
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フィリピンに来て一番驚いたことの一つがマンゴーのうまさ。しかも日本では考えられない破格値で売られています。毎朝毎朝マンゴーが食べれることの喜びを全ての人と共有したいです。水曜の朝は、ハウスキーパーさんが丹精込めて焼き上げてくれたパンケーキ。週に一度の楽しみです。チョコレートか蜂蜜たっぷりかけて食べます。うまい。

先週帰国した、同じ棟で過ごした留学経験のある女性の学生さんは
「ご飯が美味しいという評判を聞いて」
クロスロードを選んだとおっしゃっていました。
非常に賢明な選択だと思います(そして事実、とても聡明な女性でいらっしゃいました)。
実際、大満足でここを卒業して行かれました。

きっとリピーターさんになられるんだろうなぁと思っています。 
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前述の通り、金曜の夜と土日の昼・夜は食事の提供がないので、学生は食べに行くか、学校で自炊するかします。写真はみんなで持ち寄った「フィリピンの怪しげなインスタントラーメン」をみんなで作ってちょっとずつ食べ比べる会。めっちゃ楽しかったです。こういう集まりをいつも提案してくれたゆーこちゃん、ほんまにありがとう!

【病気をした話】
ここに来てからの生活は本当に規則正しくて、食事も三食きっちり取れて、健康的な生活を送ることができるのですが、やはり日本とはかなり異なる気候風土。
僕もこちらに来てちょくちょく体調を崩したりしていましたが、
昨日ついにお医者さんを呼んでもらうことになりました。

この学校では、学生が体調を崩した時は
「ジャパニーズヘルプデスク」の日本人看護師さんが、お医者さんと一緒に往診してくださるんで本当に助かります。

僕は海外旅行者向けの総合保険に加入して出国して来たのでもちろん診察費・お薬代の自己負担はなし。
短期の留学のみで来られる方は、クレジットカード付帯の保険でたいていの場合、自己負担ゼロになっているようです。(カード会社に保険契約が付帯しているか確認する必要あり)

僕の場合は咳・鼻水が数日間止まらないっていう症状だったんですが、
抗生物質、総合感冒薬、トローチなどを処方してもらいました。
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5日分のお薬を処方してもらいました。

診察はもちろん英語ですが、「鼻水」とかそういう特別な単語は先生日本語で話してくれたので、事前に調べて診察に臨んだ僕は少し肩透かしを食らった感じです。

ちなみに「熱を測る」はtemperature(動詞)って言うてました。
英語に自信がなくても、同行の看護師さんが日本語に訳してくれるので安心です。
保険の手続き等も全部看護師さんがしてくれます。学生は座って診察を受けるだけです。

ただ、本当に体が資本なので、お医者さんを呼ぶことがないように、
体調管理には万全を喫したいです。

体調不良はまぁ残念でしたが、それ以外は存分にセブ生活を満喫しています。
以前にも書きましたが、ここには英語を学ぶための最高の環境が整っています。

この記事が、フィリピン語学留学の日常生活をイメージしていただく一助になればと思います。 

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