おすぎです。

今、世界一周に向けて、フィリピンの語学学校「cross x road」で英語の勉強をしています。
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再び登場していただきました。今回はカメラ目線いただいてます。

一昨日お約束した通り、今日は僕がどんな授業を受けているのか?について、具体的に書いていこうと思います。

というのも、僕が真剣にフィリピン留学を検討し始めた時に一番知りたかったのがこの
「一体どんな授業受けられるん?」ということで、
それ以外に僕が知りたかったことの多くは大体情報としてネットに転がってるか、
字で読んでも仕方ない、実際に行ってみないとわからないよな、
というものばかりだったからです。

内容的に、どうしてもくどくなりがちなトピックですけど、
できる限り詳細に、実例も交えつつ書いていきたいと思います。

【授業のこと(各論)】

僕が受けているのは1日6時間のレッスンで

① pronunciation=2時間
② カランメソッド=2時間
③ Practical English=2時間
④ 週末の「スピーチクラス」

の4つに分けられます。

④の「スピーチクラス」は任意受講ですので、必ずしも受講する必要はないんですが、
総合的な英語力を上げるには一番効果的だっていうお話をマネージャーさんから伺っていたので、
バッチメイトが卒業した後の「バッチロス」(←バッチメイトがいなくなった後の寂しさを表す、僕の造語です)を埋めるために、毎週参加するようになりました。

一番大変でしたが、継続して本当に良かったと思っています。

①pronunciation(発音)

は読んで字のごとく、発音の矯正クラスです。

僕に関していえば、「矯正」という言葉が一番しっくりくるくらい、入学当初の発音はひどいものでした。

この発音クラスは容姿も発音も美しい、明るい女性の先生が担当してくれているのですが、
正直な話、見かけによらず結構スパルタです。
ただ、根が気さくな先生なので、スパルタ授業にも関わらず悲壮感が全くなく
先生:「じゃー今日うまく発音できなかったところ全部宿題にしとくから、明日までに録音しておいて聴かせてねー、おすぎさん!」
僕:「オッケー!ノープロブレム!」
みたいな感じで軽いノリのまま、後で後悔することになります。

当初はベタな日本人英語話者の特徴である[l](エル)と[r](アール)の発音ができず(今も完璧ではないですけど)、1時間ひたすら舌を巻きまくるっていう経験を何度かして、舌を巻いて話す習慣のない国に行きたい(日本に帰りたい)と真剣に思ってました。

もちろん、今ではあのハードなレッスンにとても感謝しています。

これは8週間経過後の、リーディングの宿題を録音した音源です。
  

恥ずかしいんですが、ここに来て最初の録音に録音した宿題の音源もアップしておきます。
 
恥ずかしー。

②カランメソッド
これについては、ちょっと馴染みのないものだと思われるので、説明が必要かもしれません。
これは「カラン・メソッド」という独特の英語学習法を用いたレッスンで、
よく、アスリートの「筋トレ」に例えられます。
先生と、テキストに沿って、ひたすら単純な英語のセンテンスを用いた問答を繰り返し続けるというもの。

【例】
先生:What are you doing now? What are you doing now?(質問2回)
生徒:I am studying English. I am studying English.(回答2回)
(役割交代)
生徒:What are you doing now? What are you doing now?(質問2回)
先生:I am teaching English now. I am teaching English now.(回答2回)
(役割交代)
先生:What are you doing now?(質問1回)
生徒:I am studying English now.(回答1回) 

このやりとりを瞬間的に、考えずにすぐに応えられるようになるように質問を変えながら延々と続けます。
英語の「反射神経」を鍛える、という感じです。
そして上記の場合だと"now"を言い忘れるとか、文章の最後を上げてしまうとか(whで始まる疑問文は、文章の最後を下げて発音する)すると、先生の優しいお叱りを受けてしまうのであります。

最初は "Is this a pen?" くらいの難易度の文章から始まりますが、今は

先生:”Would you buy a bicycle if you thought it was rather too expensive?"
僕:"No,I wouldn't buy a bicycle if I thought it was rather too expencive because I don't have enough money.(否定文で答えたときは、because以下を瞬間英作文しないといけないのです)
みたいな感じで、「仮定法」(懐かしい)の入ってくる文章をトレーニングしたりしています。

あわせて利用しているグラマーの教科書。DMEは僕的にはグラマーの授業も兼ねていて、先生もそれを理解してくれているので、このテキストを参照しながら勉強してます。カランメソッドとの相乗効果抜群。

カランメソッドでは、上記の教科書の他に
「CROSS x ROAD Method」という教科書を使用します。
これはこの学校独自の教科書で、カランメソッドを取り入れている点はDMEと同じなんですが、
日常会話頻出構文を使いながら楽しく覚えられる例文がいっぱい乗っているので、
英会話力をアップさせるのにも有用だなぁと思っています。
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ただクロスロードメソッドがどれだけ面白い例文を採用してくれていても、
基本的にカランメソッドは「筋トレ」に例えられることからも分かる通り、ひたすら退屈でとても辛い練習です。
しかも本当に筋トレっぽいなーと思うのは、体調が悪かったり、ちょっと寝不足だったりすると途端にパフォーマンスが下がる点。
先週、どうにも体が怠く(今となっては風邪のひき始めだったのかな?とも思うのですが)あまりに解答がスムーズに出て来なさすぎて、先生の逆鱗に触れてしまい「もうやめる?」と難詰された時は年甲斐もなく涙が出そうになりました。

未だに僕の一番苦手な授業です。

でもそれでも根気強く(自分で言うな)続けているのは、
マネージャーさんが勧めてくれたから。

そしてこのメソッドは、確実に英語を話す力の基礎的な部分を支える土台を作ってくれていると思います。
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そして授業で得た力を実践するべく、近くのこういう所に行って買い物をしてみたりするのであります。先生も、やっぱり一番の教材は実践だって言います。教室の中の英語は教室の中でしか通用しません。

③Practical English
これは学校が採用している正式な授業の呼称ではないんですが、
この授業の呼び方がよくわからないのと(なのでみんなは教科書名を言います)
大学で受講していた「Practical English」の授業にとてもよく似ているので、こう書かせてもらいました。
IMPACT ISSUES : SB W/CD
Richard R. Day
Pearson Japan
2002-02-05

教科書。恋愛、結婚、家庭、人権・・・。いろんなトピックについて先生と語り合うのを目的にした教科書です。マンツーマンの授業だからこそ活きる教材なんじゃないかなと思っています。同種の他の教材と比べて英文が平易な割にトピックが抽象的なので、話が膨らみやすいんじゃないかと思っています。
どちらの授業も、あるエッセイや新聞記事を読んで、その内容を要約して先生に伝え、合わせて自分の意見を述べ、先生の質問に答えていくというもの。

ネットを活用する場合もあって、こないだは、授業でこちらのサイトのこの記事使いました

当然ですが、この授業では実践的かつ総合的な英語力が求められます。
僕は当初はこの授業が大好きだったんです。

なぜなら、どんなに難しいトピックでも、
「自分の論旨を先生にきちんと伝えることができている」っていう感覚があったから。

ただこれは、こちらの英語力ではなく

「先生が、こちらの意図を汲み取って正確な英語に直してくれる力」

つまり先生のコミュニケーション能力の高さによるものだっていうことがわかってから、
逆に「自分の思うことがロジカルに伝えられない」っていうもどかしさに悩むようになってしまい、
今はちょっと苦手になっています。

ちなみに昨日、1月6日のお題は「日本の不況がグローバル経済に与える影響」に関するもので、
自分なりの意見はあるにも関らず、それが英語できちんと表現できず、大変悔しい思いをしました。

④スピーチ
スピーチクラスは基本的に週一回開催されるクラスで、
新入生と卒業生は出席しなければならないのですが、
その他の在校生は任意で受講できます。

スピーチは2〜3分程度の短いものですが、
そのための原稿を用意して、文法的な誤りをチェックしてもらい、
スムーズに発音できるよう発音の授業で繰り返し練習し、
夜は先生が録音してくれたお手本を聴きながらベッドに入る。

と言う、事前準備にとても時間がかかるクラスです。

・原稿作成は英作文の練習
・スピーチの練習は発音練習

これが一度にできてしまうのが特徴で、
大変な分だけ、効果はてきめんだなと思っています。

僕の場合は「緊張して上手く話せない」って言う、
英語力とはあまり関係ない部分に問題を抱えているのですが、
それでもこのクラスを受講することの意味は本当に大きかったと思っています。

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当然のことではありますが、フィリピン語学留学の英語はオーラル中心に構成されています。
ただ、ここにきておいてこういうことを言うのもなんなんですが、
僕はオーラル重視の英語教育には甚だ懐疑的で、
グローバリゼーションの名の下に、英語を「話す力」を「読む力」「書く力」に優先させる今の傾向は危険だとさえ思っています。

僕は「世界一周」という目的のための手段として英語力を身につけるべく、
半ば必要に迫られてここにきましたけれど、
英語力の向上と合わせて、日本語話者の矜持といったものも獲得できたことが、この留学の大きな収穫の一つだったと考えています。

日本語という、極めてハイコンテクストな言語をある程度自在に操れる能力っていうのは、
英語の世紀である今のこの世界で、とても異彩を放つものなんじゃないでしょうか。
 
その辺りのことに、明日のエントリーでは触れてみたいと思います。